2017.07.15

今日は彼氏と喧嘩をした。正確に言えば話し合いだ。気分のオンオフがある彼、今日はそのオフの日だったらしい。そんなこと知ったこっちゃないし、「久しぶりに会えたのだからもっと気を使えよ」と思ったものの我慢した。わたしの実家に一緒に行こうと思っていたけど彼は「え〜行きたくない」人の実家に行くのは気が引けるらしい。わたしは元彼の家に行くより連れてくるタイプだったからそんな事気にもとめていなかったのに、「常識的に考えて実家だし、ご家族にも迷惑かけるし普通に行きたくないでしょ。みんなそうだよ普通。」ってまるでわたしが異常みたいな口ぶり。「じゃあどこ行く?」「ん〜別に行く場所もないしな〜」(また始まった)わたしは黙る、ずっと黙る。「じゃあ家行くでいい?」観念したかのように彼がそう言ってきた、わたしは「いや、家帰っていいよ」って気を使ったつもりだけど返事は「う〜ん」(なんなんだよ)、結局「帰るって言ったら怒る?」「怒んないよ」彼は帰った。心底寂しかったし悲しかった、今日まだ彼の笑顔すら見ていない。寂しい関係。なんだこれ。様々な負の感情が襲ってきた、必死で泣くのを我慢して玄関のドアを開ける。目の前にはお正月ぶりに会ったのが最後の母親の妹、叔母がいた。アラフォーだけど、見た目も言動も若いし最近では恋バナも良くするし叔母というよりは姉のような関係だ。彼氏に対しての感情が一気に襲ってきて叔母と久しぶりの再会でハグをした後ボロボロ涙が溢れてきた。わたしが泣くなんて、いや家族が泣くなんて滅多にない状況で「どうしたの!?」そりゃそうだ。わたしの泣いてるところを見て一緒にいたまだ2歳の従兄弟も久しぶりにわたしに会えて嬉しそうだけど少し困惑、おばあちゃん達も心配そうにしている。とにかく家にある事務所を指さして叔母に合図を送る。お互い煙草だけを持って事件の概要を話す。

「心変わりがないなら別れる必要はないよ」ホッとした。わたしは別れたくはなかったけど、どうしたらいいのか分からなかったから周りから押されたら別れていたかもしれない。彼氏から謝罪の連絡がくる。「今謝るくらいなら一緒にいる時にもっとあるだろ!こうさ!」わたしは憤りを感じながら叔母から「ちゃんと気にかけてくれるんだからいいじゃない、そういう事もできない人いるんだから」と宥められる。 母にも概要を話すと「別れちゃえば?」開いた口が塞がらなかった。本当にこの人達は姉妹なのか?という位に真逆である。2人とも男にはモテるし、2人とも離婚していて恋愛は自由なのだが常に彼氏がいる。母は俗に言う「サバサバ系」叔母は「我が儘なTHE女」という感じだ。母は自分の人生は自分で決めろというタイプなので、わたしがした事であれば間違いではないでしょう、と好きにさせてくれる人だ。でも「彼氏のことが好きならちゃんと嫌だった事を一つ一つ話して解決しなさい」と当たり前だけどわたしに出来なかったアドバイスを貰ったので実践してみた。

今までは喧嘩すると泣いたり喚いたりメンヘラ女の如く自分の主張ばかりを言って仲直りしていたのだが、いまの彼氏にはそんな事しない。私が思ったこと、じゃあこれからどうする?、何がいけないのかな、とかまるでディスカッションのような喧嘩だった。一時お互い相手を傷付けそうになるけど胸をなで下ろして落ち着いて会話をする。今日のディスカッションで得られた解決策は「オフの時はちゃんと自己申告する」だ。もう別れたらいいんじゃないか?なんて思ったりもしたけど、やっぱりそれは寂しい。期待はしないけど、仲良くしようねって傍から見たらとても寂しい関係だけど、お互いがそれでいいならそういうスタイルでもいいんじゃないかって言うのが2人の見解だった。 その後は今日はじめての我が儘を言ってアイスを買ってもらった。 「ストレス解消!」って言ってわたしは腕を広げる、2回ほどはぐらかされたけど強く抱き締めてくれた。頭をポンポンとされた後に向こうからキス。(もっと普段からこうしろよ)と思いつつわたしからもキスをする。今度の帰省は「たまにはエッチしよ」とホテル泊を催促する、彼は満更でもない笑顔で「いいよ」だってさ。

2017.07.14/15

仕事はほぼ遅番で入る事の多いわたしだけど、地元に帰る時は決まって早番にしてもらっている。仕事終わりすぐに地元に帰る。だいたい週末はイベントがやっているのでクラブ遊び。わたしの周りにはいくつになっても音楽で楽しめる大人がたくさんいる。そんなみんなが大好き。何時間もかけてクラブに遊びに行くより自宅から自転車で10分の距離にあるクラブに遊びに行けるのが地元に戻る理由の一つでもある。彼氏と付き合ってそんなに長くはないけれど、何故か周りには付き合って4年くらいのベテランカップルみたいな扱いを受けているような気がする。(ベテランカップルってなんだ?)多分、お互いの事を何年も知っている人たちだからなんだろうけど。だから何故か周りが固まっている。年齢も年齢だから最後の恋人みたいな雰囲気。とても居心地がいい。ぬるま湯みたいな生活ともまた違うんだけど。お互いの事を昔から知っていたのに、知っていたのは人物だけでその人の中身にまで興味を持っていなくて全く別の道を歩いていた2人だからお互い手探りだ。「こうされると嫌なんだな」とか「あれが好きなんだ」とか、花火のような恋愛じゃないからじっくりお互いを認識できるいい距離感。やっぱりわたしはこの人でよかったって思える。2人を知っているある人物に「幸せになってね。幸せにしてね。」って言われた、わたしは「幸せになれるかは分からないけど、幸せにはするね。」と言った。

距離が離れていると、お互いの大切さが引き伸ばされて分からなくなってしまう。会うと再確認できる、遠距離恋愛のいいところでも悪いところでもある。

クラブ。午前3時すぎ。知らない女がいつまでも残っている。わたしの目の前で彼氏の連絡先を聞く知らない女。スピーカーから聞こえる重低音が、わたしの心臓の鼓動か分からなくなる。

2017.07.13

4日目にして彼氏から連絡がきた。絶対に覚えているくせに「週末の予定は?」もっと他に言うことないのかよ。気に掛けてくれたのは嬉しかったので許そう。

わたしは時々好きな人がいても本当に好きなのか分からなくなる。もしかして誰のことも好きじゃないんじゃないかって不安になる。その位がもしかしてちょうど良かったりするのかもしれない。今の彼氏を大切にしたい、傷付けない為には嘘もつく。自分が平気でいられる為には手段は選ばない。

本当にそれでいいのだろうか。

2017.07.12

それにしてもわたしは完全に行き遅れた女だ。元彼と別れた事でわたしの婚期はかなり遠ざかったのは言うまでもない。いや、別れて正解だったんだけど。今の彼氏とわたしは今後どうなるのか全く見当もつかない。何が何でもこの人と結婚したい。なぜならば「楽チン」だからだ。お互いが同じ場所にいても、お互いが好きなことを出来る。干渉しあわない仲だ。多少はお互いのことを気にはしているけど、口には出さない。もう大人なんだし。なるべく彼の機嫌を損ねないように、なるべく彼にとって都合の良い女になるのだ。結婚してもきっとこの関係は変わらないと思う、それが2人にとって1番の得策なのだから。彼は所謂「結婚できない男」だ。メンヘラを育てるタイプだし、人としてかなり面倒臭い。すべて彼の気分次第、それに準ずるわたし。「言う事きく大人しい女だ。」と思わせておいて、わたしは君をこちらにおびき寄せているだけなのだよ。

性格の悪い女だ、まったく。

2017.07.11

付き合ってから毎日連絡を取っていた彼氏と2日連絡を取っていない。「毎日連絡取っているの?」と言われるだろうが、まあ遠距離恋愛なので。わたしも彼もいまの恋愛に依存している訳では無いので毎日連絡を取らなくても平気だ。なんとなくお互いが必要としていると思い毎日連絡を取っていたのだが、そんな事ない事をこの間の喧嘩でお互いが認知したのだ。

彼は気分屋で、連絡を取っているだけなのに気分のムラがすごい。「私を怒らせたいのか?」なんて思ってしまう程腹の立つ文章を送ってきたりなんかする。だから連絡を取らない日も必要なのだ。どれだけ自分に余裕が無くても一対一のやり取りなんだから、おもいやりが大事だよ。

そんなこんなで平和な時間を過ごしていたら前に好きだった年下の子からたった今「最近なにしていますか?」なんて連絡がきた。なにこの漫画みたいなシチュエーション、やめてよね。実をいうと昼間シャワーを浴びている時にこの子の事を思い出して「久しぶりに会いたいな〜」なんて思って連絡しちゃおうかと思ったけど、彼氏もいるし会ったら絶対ダメだ(色んな意味で)と思いやめたのだ。やめたのに。「昼間君に連絡をしようとしてやめたりしていたよ」と返信した。

わたしには「前に好きだった人」が多すぎる。もはや「前に好きだった人ATM」だ。その類の話しならどんどん引き出せる。

その年下の彼はどこからどうみても量産型バンドマン。マッシュヘアで身体は細くて、白くて、耳にはピアスホールを拡張した大きな穴が空いていて、黒い服がよく似合うワンちゃんみたいな男の子。凄くかわいいんだよね。見かけによらず嫉妬深くて依存気質で、まさに女をダメにする男の子。こういう子と一緒にいるとわたしまでも依存気質になって、ただのメンヘラ女になっていた。

そんな事よりdocomoのCMの高橋一生ヤバくない?

2017.07.10

わたしの両親は離婚している。いつだったかも覚えていない位遠くの昔に。わたしは母親に引き取られた。子供の頃は父親がなんとなく怖くて、母が「ママとパパとどっちと暮らしたい?」って言われてすかさず「ママ」って言ったのを覚えている。(パパごめんね)だけど「苗字はどっちがいい?」って言われた時に何故か父親の苗字を選んで今も苗字は父親と一緒だ。わたしは自分と同じ苗字の人に会ったことがない、有名人や漫画のキャラクターとかにはよくいるんだけれど。それになかなかかっこいい苗字なので気に入っている。今の彼氏と結婚したらあんまりかっこよくない苗字になるのは寂しい。

うちの家族は親戚一同、不思議。そして女が強い。そしてほぼデキ婚。それから離婚している人が多数。わたしは家族たちを反面教師にしているので気が済むまでじっくり恋愛してから、「こいつの子供なら産んで育てられる」という人と結婚したい。離婚しないために。わたしが離婚するとしたら、原因はほぼ確定している。わたしの浮気癖に違いない。なにやら浮気癖は体内に分泌されるホルモンが原因らしく治らないらしい。あんまりだと思う。

わたしには弟がいる。小さい頃から喧嘩ばかり。だから大人になった今は、顔を合わせるとお互い何故か小っ恥ずかしい。弟は昔からわたしに従順でお願い事は全部聞いてくれる。お願い事というより命令なんだけど。今ではわたしより先に結婚しているし、子供も2人いるしで完敗である。弟の方が人生の先輩なのはお姉ちゃんからしたら腹立たしいので、はやくわたしも結婚したい。(いや、まだいいかな)

話は戻るけど、小学生の頃は両親が離婚していることがとてもコンプレックスだった。クラスのみんなには家に帰ったらちゃんとママもパパもいるのに、わたしはパパはいないしママは遅くまで仕事で帰ったら弟しかいない。こんなに悲しいことはない。今となっては周りの友達の両親も離婚している人が多くなったし、へっちゃらなんだけどでもたまに両親のいる友達がいると「どんな生活なんだろう」って羨ましくなる時もある。でも前に好きだった人にその話をしたら、「俺が学生だった頃は、周りの友達の両親みんな離婚していて逆に俺が両親揃ってるからいじられていたよ」って笑いながら言われたのがすごく面白かった。その好きだった人、わたしたちが付き合わなかった理由は「波長は合うし一緒にいたら楽しいけど感覚が違うから」言われた時は「は?」だったけど、いま思えばその通りだと思う。今も相変わらず人として大好きなんだけどね。