2017.07.09

今日は映画のはなし。

映画は好きなんだけれど別に詳しくはないし観ている本数も多いわけではない、それに何かをしながら観ることが多くて内容が頭に入っていないこともしばしば。

「一番好きな映画は?」

割りと頭を悩ませる質問だ。「好きな監督はだれ?」の方が答えやすい。マニアックな監督は分からないんだけれど、やっぱり三木聡堤幸彦が好き。何なんだろう、あの独特な世界観。感心してしまうほどの世界観。

三木聡の映画の中でも「インスタント沼」は最高に好き。高校生の頃に観たのが最初で、それ以来何度も繰り返し観ている。この映画が好きって話を昔好きだった人にしたらボロクソ言われた。邦画が苦手なのと、こういうダメな女が好きそうな映画が嫌いって言われて凹んだ覚えがある。

そんな彼の好きな映画はティムバートンの「BIGFISH」。

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サイコな彼がこんなファンタジー映画が好きだったなんて意外だった。しかもDVDを持っていたので、一緒に横になってプロジェクターで観たのを覚えている。映画の内容は薄らとしか覚えていないんだけれど。

洋画ならソフィアコッポラ。初めて買った映画のDVDがソフィアコッポラの「マリー・アントワネット」。あの胃もたれしそうな世界観が大好き、内容はセックスが中心のよく分からない映画。ウェスアンダーソンの「グランド・ブダペスト・ホテル」も好き。ファンタジーとミステリー、それがうまく合わさったいい映画。

恋人と映画の趣味が合う合わないってわたしにとって結構大事だったんだけれど、1人で映画を観に行くようになってからどうでもよくなった。そういえばこの間彼氏に「映画でも観に行く?」と誘ったら映画館のスケジュールを見ながら「うーん、どれも面白くなさそう。」内心、『面白い、面白くない、じゃないんだよ。』って思いながら「そうだね〜。」って答えると、「夏は観たいやつあるんだけど。」って言うから聞いてみたら「銀魂」だってさ。君のそういうところがわりかし好きだよ。

2017.07.08

女ばかりの職場に勤めている。だからといって特有のイジメや派閥争いがある訳ではなく、割りと珍しくみんながそこそこ仲のいい職場だ。ただ、わたしも人間なわけで苦手な人種も中にはいる。苦手ってだけで嫌いではないんだけれど。

わたしは必要以上に自分のことを聞かれるのが苦手。自分のことを話すのは好きなんだけれど。自分勝手だなあ。特に、「髪の毛切った?」「これ何?」「Instagram見たよ、あれどういう意味?」「彼氏と何かあったの?」という類の質問。

なんだっていいじゃないか。

そんなことを思いつつも表面上はニコニコしてちゃんと質問に答える。時に、好きな上司と必要以上に仲良くすると「あの子わたしよりあの人との方が仲良いから...」とかそういう面倒臭いことをいう女の中の女みたいな上司もいるもので、「学校じゃないんだからさ」と思うものだ。

そんな約4年間勤めた職場を秋頃に退職する予定だ。いつまで働くかなあ、なんて思っていたけどこんなにも早く辞めるとは思ってもいなかった。そんな「思ってもいなかった」出来事、20ウン年生きていたけど割りと沢山ある。元彼と別れた事も、上京する事も、バンドマンと浮気をする事も、アイドルになる事も、彼氏と別れた後1年以上も彼氏が出来なかった事も、今の彼氏と付き合う事も、思ってもいなかった。結構、濃密だ。たいしたことのない普通の人生なりに、くだらないことで濃密だ。

生まれ変わったら今より少し痩せていて、少し目が大きくて、少し背の高い女の子になって今よりもっとずっと普通の人生を過ごしたい。

2017.07.07

わたしの日常が余りにもどうってことなさすぎて、「ブログに書けそうなどうってことない日常だよね」って友達に言ったら「ブログでも始めたら」って。ブログでも始めてみる。

わたしは都内のそこそこ良いマンションにギリギリの月給で、お嬢様が飼っていそうなペルシャ猫と一緒に暮らしている。上京したキッカケも色々あるけれど、それはまた今度。そろそろこの生活も惰性気味で、彼氏のいる地元にUターンでもしようかなと考えている。

そんな彼氏は「超」がつくほどの気分屋。遠距離恋愛だ。今日も七夕だっていうのに気が滅入る連絡のやり取り、いつもは我慢して機嫌を取っているんだけれどさすがに痺れを切らして電話。元彼たちに対して我が儘し放題のヒステリックメンヘラ女だったから、改心して今お付き合いしている彼氏には献身的に優しくしている。母親にも珍しく褒められるくらい。悲しいとすぐ泣くわたし、「絶対泣くもんか」とグッと堪えて傷心の理由を話す。そしていつものように丸め込まれる。わたしの彼氏は精神年齢がそれはもう3歳児の如く子供だ、ちょっと言い過ぎかもしれないけれど。いつもわたしが怒ると逆ギレされるのだ。そんな彼氏を論破するのは朝飯前なのだが、それをしないのが彼女のわたしの優しさ。見習ってくれよ。

心にポッカリ穴があいたまま「七夕なのにな〜」なんてお笑い番組を観ていたら携帯が鳴る。彼氏から謝罪のLINE、「俺の性格は変わらないから〜」って「振られる?」一瞬ドキッとして恐る恐る内容をチェック。驚く事にただただ普通の謝罪文だった。でも少し、いつもよりわたしに寄り添ったちょっと優しい謝罪文。

今日は七夕、そういえば後輩の誕生日だ。