2017.07.19

心療内科に行ってきた。

家の玄関を出るまで涙を流していて、今日のシフトに店長がいないことを確認すると不安が襲ってきて怖くなった。店長にLINEをいれる。返信はなかったけれど、とにかく出勤時間には間に合わないと、遅刻するなんて連絡を入れたらわたしは何時に出勤できるか分からなかった。予め決められた出勤時間には間に合わないと。電車の中、人がたくさん乗ってくるのが耐え難かった、人の視線がいつもより気になる。電車から降りるのもやっと、フラフラしながら職場の下でタバコを吸う。葉っぱがギッシリ詰まっているアメスピは吸うのには時間がかかるのに今日はあっという間に吸ってしまった。吸い終わったらいつもは足早にお店のバックルームに行くのに足がなかなか進まない。

バックルームをそっと開ける、すぐ目の前に先輩が座っていたけど今日いないはずの店長が目に入る。わたしの今の心の状態を唯一話しておいたのは店長だけだ。顔を見た瞬間に大粒の涙が流れてきて立っていられず過呼吸になる寸前。副店長も何となく話を聞いていたようで心配してお水とティッシュをくれた。店長が「病院には行けたの?」わたしは「昨日は1歩も外に出られませんでした、ごめんなさい」と泣きながら訴える。わたしいつからこんなに弱くなったんだ。店長が一緒に行こうと心療内科に連れていってくれた。

心療内科。精神科。正直わたしには縁のない場所だと思っていた。初めて来た場所でソワソワする。受付の事務の人もちょっと変わった人でわたしとあまり目を合わせない。4つもある問診票を書いてから先生とお話をした。一番のストレスの理由がハッキリしていないので今の現状を全部話した。

診断結果は適応障害うつ病の一歩手前らしい。「いや、うつ病って..」って思いながら話を聞いていると、要はストレスが原因らしい。ここ最近寝付けなかったのも、気分が落ち込んで、自然に涙が出てしまうのも適応障害らしい。先生に話せたことも、それが原因で気分が落ち込んでしまうのが分かって少し楽になった。そのストレスから離れられれば徐々に軽減されるらしい。

初めて抗うつ剤みたいなお薬や睡眠導入薬みたいなお薬を処方された。なんだか嫌な気分。

とりあえず仕事はしなくていいからゆっくりお家で休んで、と店長が言ったくれた。その後は店長とご飯を食べてお家に帰った。「よく仕事に来ようと思ったね、偉いよ」って言われたけどそれは行かなきゃまずいだろと。

母は「今すぐ仕事を辞めて!来週迎えに行きます!」なんて過剰に心配していて、説得するのに大変だった。

彼には電話で伝えた。いつも通りに接してくれたらいいよって言っておいたら、「メンヘラって思っとくわ!」って言われて笑った。「あんまり無理しないで、こっち戻ってゆっくり仕事探せばいいんだし」って全然頼りない彼氏だけど頼もしく思えた。わたし達なら依存し合わず、1人でもちゃんと生きて、1人でもちゃんと幸せになれる。すこし寂しい関係に思えるけど、わたしは彼みたいな人の奥さんになりたいなと思った。